「体験」を楽しむ
世界にたった一つのマイワイン作り体験
南陽市は美味しいぶどうの産地と言われています。寒暖の差が大きい気候で日当たりのよい急斜面は水はけがよくミネラル分を多く含む土壌などのため高品質なぶどうを作るための好条件がそろっています。
明治7年に遡りますが、米沢市で外国人教師として就任していたイギリス人のチャールズ・ヘンリー・ダラス氏(後に米沢牛の美味しさを全国的に広めることに貢献する)は「こんなに美味しい牛肉があるのに、それに合う酒がない」と思っていましたが赤湯で栽培されていた甲州ぶどうはワインになるとみて造り方を伝えたことが南陽市でのワインづくりのきっかけとなりました。明治時代から大正時代に創業したワイナリー4軒は代々受け継がれ、現在も赤湯ワインを作り続けています。
その中の『紫金園 須藤ぶどう酒工場』では、8月1日~10月上旬までの期間限定でワインの仕込み体験ができます。
ぶどうを食べて選んで収穫して、南陽市の美味しいぶどうで、自分だけのワインを作ってみませんか?
紫金園 須藤ぶどう酒工場のぶどう畑
『紫金園 須藤ぶどう酒工場』はご家族で経営をしているワイナリー。アットホームな雰囲気の中で体験をすることができます。みなさんとても親切な対応で、丁寧に優しく作り方を教えてくれます。
①ぶどう摘み
はじめに、たくさん実ったぶどうの中から、一房に粒の数が少ないぶどうを選び収穫します。一見、隙間なくびっしり実がついている方を選びたくなりますが、粒の数が少ない方が太陽の光をまんべんなく吸収することができ栄養がしっかりと行きわたるので、より甘くて美味しいぶどうになります。
食べてみて、より甘いものを選びましょう。枝が一粒一粒の実の根本まで黒いものが甘くて美味しいぶどうと言われています。
一房に粒の数が少ないぶどう
粒が隙間なくびっしりしているぶどう
ぶどうはカゴいっぱいになるまで2㎏収穫します。
②ぶどうを搾る
次に、ぶどうの枝から実をはずし、皮ごと手でギュッと祈るように握り搾ります。
③糖度を量る
糖度が高いほどアルコールの度数は高くなります。
④ラベル作り
最後に、オリジナルワインのラベルの紙にイラストや文字を書いたら作業は終了となります。
⑤発送
仕込んだワインは数か月ワイナリーで熟成させてから、体験した年の12月下旬頃にお手許へ発送されます。
ワイン作り体験はもちろん楽しいですが、帰った後もどんなワインに仕上がっているのか届くまで楽しみが続きます。
お手許に届いたらマイワインを味わいながら南陽市に来たこと、体験したことを思い出していただくと嬉しいです。
<ワイン作りについて>
- 8月1日~9月上旬:デラウェア(白ワイン)
- 9月中旬~10月上旬:マスカットベリーA(赤ワイン)
- マイワイン1本分(720㎖)
¥3,500(税込)+送料(本数、地域によって異なります) - 予約制のため事前申込みが必要です。
- 1~2時間程度の作業になります。
<お問い合わせ>
- ワイナリー / 紫金園 須藤ぶどう酒工場
- 住所 / 〒999-2211 山形県南陽市赤湯2836
- TEL / 0238-43-2578
- 営業時間 / 8:30~17:30
- JR赤湯駅から車で10分
- 駐車場あり