「体験」を楽しむ
機織り体験で『鶴の恩返し』の世界観を感じる

南陽市には、古くから『鶴の恩返し』伝説が伝わっています。その『鶴の恩返し』伝説は江戸時代の古文書に書き記されており、 記述としては日本で最も古いものです。
市内には『鶴の恩返し』を開山縁起として伝承しているお寺「鶴布山珍蔵寺(かくふざんちんぞうじ)」があります。
また、地名に鶴巻田や羽付、織機川、駅名に「おりはた」といった『鶴の恩返し』を思い起こさせるものもあります。
市内の漆山地区には民話伝承の館「夕鶴の里」があります。この地区は明治時代には製糸の町として栄えていました。民話伝承の館「夕鶴の里」では『鶴の恩返し』にちなんだ資料のほか、製糸業で使用されていた道具などが展示されています。
ここでは昔ながらの機織り機を使った体験をすることも出来ます。
色とりどりの糸の中からお好みの色を選んで、コースターづくりにチャレンジしてみました。
重厚感のある機織り機の前に座り、手と足を使って織っていきます。機械が大きいので身長が130センチ以上でないと足が届かないとの事でした。
カタンタン、カタンタン・・・
右手を動かす時に右足、左手の時は左足を動かして織っていきます。初めての体験で、難しそうに見えて自分にも出来るんだろうか、と心配しました。実際に最初は教えてくださる先生のようになかなかリズミカルに進みませんでした。
それでもやっていくうちに慣れてリズムが合ってきて、どんどん楽しくなってきました。
なんだか「鶴の恩返しの」鶴になった気分です。コースターは約15分で完成しました。
『鶴の恩返し』の里で、かつて蚕を育て繭から生糸、そして絹織物を作っていた時代に思いを馳せながら機織り体験を楽しんでみませんか。
機織り体験は事前予約が必要で、体験料はコースター1枚550円です。
詳しくは「夕鶴の里」へお問い合わせください。
〒992-0474 山形県南陽市漆山2025-2
電話:0238-47-5800 FAX:0238-47-5802
ホームページ:https://nanyo-bunka.jp/yuduru/index.html