「体験」を楽しむ
もぎとり食べ放題「さくらんぼ王国」
山形県のさくらんぼは全国生産量の7割を占めています。
毎年6月中旬~7月上旬が食べごろで、多くの観光客がさくらんぼ狩りに、ここ南陽市を訪れます。
南陽市には約30件の観光さくらんぼ農園があり「もぎ取り食べ放題」を実施しています。
体験しながら甘くて美味しいさくらんぼを堪能してみませんか?
さくらんぼの木にはビニールハウスがかかっているので、もし雨が降っていても気にせず楽しむことができます。
農家の方は一粒一粒に手間と愛情をかけ、みなさんに愛されるさくらんぼを栽培しています。
山形県は昼と夜の寒暖の差が激しいのでさくらんぼを栽培するのに適しています。そのため、絶妙な甘味と酸味のバランスがとれたものが味わえます。
さくらんぼの花は純白で枝が隠れるくらいに咲き、その後大粒で真っ赤な実になります。
大きさによりますが1本の樹からは2千個ほど、約50㎏のさくらんぼが収穫できます。
収穫の時期は手作業で摘み取りや箱詰めを行うため、農家のみなさんは休む暇もないくらいです。
実が赤くなると、日に日に柔らかくなり、熟しすぎてしまうからです。
さくらんぼの樹にビニールハウスをかけている理由は、6月の梅雨の時期に実が雨にあたると割れてしまうからです。その他、病気予防や鳥に実を食べられるのを防ぐ効果もあります。
農家の方に話を聞いたところ、美味しいさくらんぼの見分け方は“より赤いもの”がおすすめで、少し黄色かかったものは酸味が強いものが多いということです。
知名度の高い「佐藤錦」という品種は80年以上の歴史があります。甘酸っぱいのが特徴で6月中旬~下旬まで楽しむことができます。
「紅秀峰」という品種が誕生してから30年の歴史があります。佐藤錦よりも食べ頃が遅く、7月~中旬まで楽しめます。また、実は大きく、より甘くてパリッとした食感が特徴です。
佐藤錦に比べると実が硬く日持ちがいいので、流通向けと言われています。お中元の贈答品として利用する方が多いようです。
紅秀峰が出てきてからさくらんぼ狩りができる期間が長くなり約1か月間、楽しめるようになったということです。
「南陽」という名前がついたさくらんぼもあります
農園の方々は丁寧に対応してくれますので、誰でも気軽に立ち寄ることができます。
最近はさくらんぼ狩りを目当てに女性一人で来る方もいるそうです。
観光さくらんぼ農園の他にも生産直売所が多数あります。
さくらんぼは鮮度が落ちるのが早いので、お土産に持ち帰った際はすぐに食べるのがおすすめです。
観光さくらんぼ農園の場所はこちらをご覧ください。
※もぎとり食べ放題(30分) 料金価格
・小学生以上 ¥1,500
・園児 ¥900
・団体(15名~)¥1,400
・園児 ¥800
お気をつけてお越しください。